ハッカーズチャンプルー2023に登壇した

TL;DR

ハッカーズチャンプルー2023にレギュラー枠(25分)で登壇しました。自作DBについて話しました。沖縄で関わったエンジニアに自分の成長を見せることができて大変よかったです。

きっかけ

ハッカーズチャンプルーが4年ぶりに開かれるということをX(Twitter)で知ったのがきっかけで登壇を応募しました。

テーマ

テーマは自作DBです。

自作CPU、自作OS、自作ブラウザ、自作プロトコルスタックくらいはよく耳にしますが、自作DBって結構ニッチですよね? 絶対おもしろい発表にして自作DBを布教してやろうという気概でした。

準備 (初期段階)

プロポーザルが採択されるかわからない段階ですでに準備は始めていて、9月はじめからコードを書き始めました。

自作するDBはほぼ経験がないRustで実装することにしました。

参考にするDBのアーキテクチャSimpleDBです。

コードを書き始めて1日で1コンポーネントを書き上げて走り出し好調なスタートでした。

準備 (中盤)

transactionの実装が鬼でした。開発期間1ヶ月間の約1/4を占める1週間をこのコンポーネント1つにかけてしまいました。

参考にしているSimpleDBのアーキテクチャとRustの厳密な言語ルールが矛盾してしまっているのが原因でした。(詳細はスライドを参考にしてください。)

transactionをやっと実装し終えてDBの実装の3分の1が終わった段階で、ハッカーズチャンプルーまであと2週間という段階...。

準備 (終盤)

残りの3分の2を実装するにあたって、途中で丁寧につけていたドキュメントとエラーハンドリングはやめて、ただただ脳死でテストと実装を書きました。

14000行のRust製DBができました。その名もOxideDB、Rustの錆->酸化物から取りました。

なんとか完成してやっとこさスライド作成をしようとしたのが、発表前日、おいおい。

研究室の先生が夜中までスライド作成のサポート、プレゼン発表のFBをしてくださって助かりました。ありがとうございました。

結果、1徹状態でハッカーズチャンプルーを迎えることになりました。

発表当日

発表当日、会場につくと、研究室の先生、お世話になった先輩達、元バ先の社員さん達と社長など、沖縄で僕がお世話になったエンジニアが大勢いました。

これが僕の「集大成」...。

僕の全力のエンジニアリングは、多分この人達に伝わってくれたと思う。楽しかったな...。

発表ではスライドだけの説明だけじゃなくて、最後に自作DBを走らせるデモも行いました。

発表のデモで、自作したDBのSQLクエリが正しく実行されたときの会場のみなさんのリアクションが嬉しかったです!!!!

みんなの反応

ツイッターでのリアクションも折角なので貼っていこう(拾えきれていなかったらすみません)

振り返ってみて

ハッカーズチャンプルー2023の経験は忘れることはできないと思う。

これからのエンジニア人生の励みになる素晴らしい経験になりました。

運営のスタッフのみなさま、僕の発表を見てくれた方々(先生、元バ先の人達、先輩、同期、後輩、あとそこのあなた!!)、ありがとうございました。